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我々のチーム「ダブルサバイバー(以下、ダブ鯖)」は一体感がない。「みんなでレース出ようぜ!」とか「夏の合宿やろうぜ!」となっても、自分の予定を優先するメンバーが多い。全く予定を合わせる気がない。


「その日スピード練の日なんで」「その日、ロングライドするんで」と、仲間で集まることよりも自分の練習スケジュールを優先する。スポ根らしく、皆に合わせよう、先輩の意見に合わせようなんてことは全くしない、いかにも近現代的なチームなのだ。自立している、しすぎているほどに。物理的に全然集まらないから、リモートワークならぬリモートチームだ。


もはやチームですらないのかもしれない。でも、ダブ鯖はそんな感じでよいのだ。


さて、そんなダブ鯖メンバーが、珍しくまとまって出ることになったのが「湯沢スカイエクストリーム」だ。と言っても、全メンバーの3分の1にも満たない5人で参加。

左から三田村、副部長の松永、最近好調の高野、僕(渡邊・部長)、スピードスター永田、この5人。ちなみに、松永、永田、渡邊は華の1982年世代。このくらいの年代になってくると、集まりが良くなってくるから不思議。


■参加人数が極端に少ない湯沢スカイエクストリーム

越後湯沢(新潟)で開催される本レースは、実はアクセスが良い。車だと3時間ちょい、東京から新幹線だと1時間ちょいで到着する好立地だ。しかしながら、参加人数は少ない。スタートリストを見てみても、一番人気の55kで150人程度、僕らが参加する27kにあたっては100人を切るレベルの参加人数だ。


随時紹介していくが、コースもけっこう面白いし、もっと人気が出て良いと思う。近くのホテルも綺麗だったし、GALA湯沢内が会場になっているので、受付も準備中も雨風を凌ぐことがデキる。スタート前のトイレ渋滞もナッシングだった。


取り急ぎレース前の僕にとって重要な問題は「ライバルの数と質」。参加人数が少なければ、より絞られた戦いになってくる。

エントリーリストを見てみると、そこまで名の通った選手はいなそうだ。一安心。それと同時に、必然的にチーム内競合への意識が高まる。


■湯沢スカイのライバルは4名

チーム内競合は主に2名。最近調子を上げ、今年のUTMFでは最後の富士吉田エイドまで到達した高野選手、そして毎週一緒にスピード練をしている永田選手だ。特に永田選手はほぼ一回もスピード練習では勝利することができていない俊足の持ち主で、ショートコースとなる本レースでは渡邊最大のライバルと成りうる。同い年だし、イケメンだし、足長いし、負けたくない相手だ。


次にチーム外ライバルだ。会場に到着した僕がまず行ったのは、その他のライバルの品定めトレイルランニングを幾年か経験していると、ドラゴンボールのスカウターのようなものが発動し始め、顔(頬や目のくぼみ具合)や足の状態を見て、強者かどうか見極められるようになってくる。


僕がライバル認定したのは、追加で2名。アシックスのシューズを履いているロードランナーっぽい選手と、ムエタイの英雄のような長身の選手がそれだ。ライバルを整理すると以下の画像のようになる。

■スタート直後は「いつもどおり」の悪調子

このコースはいきなり直登させられる。最初の登りが2kmほどで400m、少し下って+200m、合計600mの直登だ。

正直昨今の自分のレース展開を考えるに、「序盤の登り」は絶対的に調子が悪い。うまく言った試しがない。またレース当日のTrainingPeaksの「FORM(疲労度)」は-2であり、数値的にも疲れている(あくまでターゲットは翌週の「乗鞍天空マラソン」であり、計画的な疲労状態ではある)。

したがって、最初から無理せず、「仮に調子が悪くても前向きに考える」ようにしてレースに臨んだ。


案の定、スタートした瞬間、「体の重さ」を感じ、「いつもの展開」にハマってしまう。当然走れるわけはなく、ひたすらパワーウォークで進む。

ほんとだめ、全然ダメ。なんか腰が痛いし、息も上がるし、四頭筋は乳酸たまりまくってるし、もうダメダメ。

ライバル①・永田とライバル③・ムエタイの英雄こと佐谷選手が遠く先でトップ争いをしている。永田、調子いいなぁ、あんな登りでも走ってやがる。さすがは鎌倉のキリアン・ジョルネ。ムエタイの英雄(佐谷選手)も力強い。


僕はというとライバル④の堤選手(あとあとインスタを確認したらフルマラソン2時間30分台の猛者だった)にそうそうにかわされ、ライバル②の高野選手にも余裕で抜かれた。それどころか、順位でいうと10位前後まで順位を落としている。


うーん、実にいつもどおり。ただひたすら苦しいまま、山頂に到達した。


■下りでエンジンを掛け、4位浮上

しかしながら、今回はこれで計画通り、なのだ。僕の勝負は5km地点から始まる下りである。予想通り、トリッキーで上手い人とそうでない人で差がつきそうなディメンション。大好物である。


僕の戦略は、最初の5kmの登りはとにかく我慢。5km以降の下りでエンジンに火を入れ、その後の続く7kmほどのフラット区間でスピードアップし、その調子そのままで中間の登り(500m上昇)を制圧する。ラストは足が続く限りダッシュ。というもの。


とにかく最初の5kmは我慢したので、下りになった瞬間、本当に飛ばした(実は予想外にライバル②・高野選手は登りの後半で追い抜いていた)。


普段人が入らない国立公園なのか、木段は腐ってたり壊れてたりするし、足を突っ込まなければいけない渡河も複数箇所あった。ライバル①・永田選手には下りで勝てる自信があるし、ライバル④・堤選手はロードランナーっぽいのでそもそも下りは不得意だろう(シューズ、ランシューだったし)。ここで彼らに差を詰めなければ後半に巻き返しもない。


攻め続けた結果、4位浮上。5km地点(山頂)では5分以上あった3位との差も2分くらいに詰めることができ、さぁいよいよ勝負は後半戦へ。


■永田選手とのバチバチバトル

とりあえず、何が何でも表彰台に乗りたい。2つ目の登り(D+500m)に取り付いた時は、こんなメンタルだった。前半の不調を乗り越え、下りで調子を上げ、3位を追撃している。完全に予定どおり。あとはどこまで順位を上げられるか、だ。


2つ目の登りは急峻で、ロープを使って登るような箇所が複数あった。疲れた足には響く斜度。前半抑えた(というか抑えるしかなかった)僕には好条件だ。(とはいえ足は常に攣りそうだったが)


少し視界が開け、見上げると、ライバル①・永田選手の背中が見えた。その差、90秒ほど。これは抜ける。永田選手は平地が速いので、とにかく山頂までに背中を捉え、激下りパートで劇的な差を付ける必要がある。


徐々に近くなる背中、追い抜くための確認、準備に入る。下りに入った時、1分以内の差だったら残りの4kmで交わすことができる。1kmごとに15秒ずつ詰めればよいのだ。登りは永田選手に軍配があがるが、下りは1kmに15秒縮めるくらいの差はあるはず。


一気にスピードを上げて足がつらないように、事前に塩分を摂取。水の量も確認し、カフェインジェルを投下。準備が整ったところで、下りの林道。加速する俺。


最後のエイドを永田選手がスルーする。僕も当然、スルーする。そして、一気に差を詰める。時計をみると、ペースは3'38/km。一気に置き去りにできるペースを保ててる。


永田選手に追いつき、計画通り、一気に抜き去る。メンタルをベッキベキのバキバキにおらなければならないので、抜いた後もスピードを緩めない。予想外に登りの林道とかもあったけど、もう抜いちゃったからには後には引けない。超絶苦しいが、粘って粘ってスピードを維持する。


が、さすがスピードスター永田選手。俄然ついてくる。メンタルつえぇ!確かにいつものスピード練でも、仕掛けたら抜き返してくるやつだ。そろそろ僕ちゃん限界だよこの野郎!


ただこの争い(永田vs渡邊)は表彰台がかかっている。力を抜いて追い抜かれて4位着地、になったら泣くに泣けない。1位はSUUNTOがもらえるらしい。3位はなんだ?SUUNTO的なやつはもらえるのか?

確定しているのは4位にはなにもない、ということだけだ。何が何でも表彰台に乗りたい!


メンタル弱めの僕にしては頑張り続け、林道からゲレンデの激下りに差し掛かると、一気に差が開いてきた。この馬鹿みたいに太い太ももはなんのためにあるんだ。こういう激下りでダメージを気にせず走るためではないのか!太ももの太さだけだったらTomoさんにだって負けないのだ!


そのままスピードを落とすことなく、UTMFばりに人のいないゴールへ到着・・・無事3位・・・と思ったら、ライバル④・堤選手がコースロストをしたようで、棚ぼたの2位。90秒差で永田選手が到着し、3位。チーム内で2人、表彰台に登ることができた。


■湯沢スカイ、は結構面白いレース

コースは上記Stravaを御覧いただきたいんだけど、激登りあり、激下りあり、渡河あり、とショートコースにしてはバリエーションに富んでいてGood。

ショートレースにしては「水1リットル」「雨具」「防寒具」「ライト(予備含む)」などレギュレーションが厳しく、ザックがマストになってくるが、アクセスもよく、エントリーフィーも妥当。

参加人数は少なく、順位が狙えるレースだと思うので、成功体験がほしい人はぜひトライしてほしい。

装備は以下で臨みましたとさ。


■湯沢スカイエクストリーム用の装備

  • PANTS:MMA「MMA CRAZY 7pkt Run Pants v2」
  • T-SHIRTS:MMA「MMA Packable Pocket Tee」
  • CAP:MMA × blackbrick × velo spicaコラボキャップ
  • SHOES:NIKE「テラカイガー5(志茂田景樹カラー)」
  • BACK PACK:NORTH FACE「TR6」

テラカイガー5は、こちらのレビューでは割と「塩レビュー」してしまったんだけど、履きなれるうちに安全に一軍化してきた。後半の林道の下りはこいつのおかげが結構大きい。ペガサストレイルが出たばかりだけど、テラカイガーがやはり本命だと思う。


■湯沢スカイエクストリーム用の補給

ショートレースは、レース前の補給が大事。しかしながら、レース前に食べすぎると体重増につながるし、下りでお腹を壊したりするので、なるべく軽量に仕上げたい。ということで、最近は「エネ餅」「ぬれ煎餅」を多用している。レース前は甘い糖質よりもしょっぱい糖質がおすすめ。

朝ごはん代わりに車の中で、

  • エネ餅×2
  • ぬれ煎餅×6枚

合計600〜700kcalを摂取。またレース時間が短いので、アミノ酸もレース前に摂取。アミノ酸は手放せなくなっている「俺は摂取す。」を(レース後にもリカバリーで摂取。こちらのページからお得に買えるので興味ある方はぜひ)。


レース中はいつもどおり。30分に1ジェル想定、3時間でクリアすることをイメージしてたので、ジェルは6つ。ジェルボトル2本に分けてセッティング。ショートレースはジェルボトルでクイックに摂取するのがおすすめ。

  • マグオン(アップル)5つ
  • メイタンCCC×1つ
  • VEPSA×1つ


試行錯誤のさなか、ですが。チームメイトの村田(トレイルランナー、ニューヒーロー)や菊池(トライアスリート、2019年 宮古島 総合14位)がTrainingPeaksを導入し始めて結果が出てきていたので、ここ数ヶ月高い月謝を払ってTPを活用しています。

トレーニングピークスについて詳しく知りたい方は、以下記事でもご参照ください。超簡単にいうと、トレーニング計画・管理アプリで、トレーニング強度や疲労度などを数値化してくれます。

この記事を書いている時点での僕の数値(TPで代表的な数値となるCTL、ATL、FORM)は以下の通り。

「こんなん数値遊びでしょ」という意見もありますが、同じ指標で変化をトラッキングするのはどんな世界でも有効。肝心なのは、その数字の変化がどのような意味を成すのか。


自分の体の場合、それはあらゆる体感値になるわけで、最近はこれらの数値(特にFORM=疲労度)と自分の体の感覚をすり合わせるようにしています。


1. FORMとランニング時の重さをすり合わせる

ほぼ毎朝ランニングをしていますが、朝起きたときに今日のFORM数値を確認し、そのまま走り出します。一般的にFORMが-20以下になると過度に疲労している状態にあることを表していると言われていますが、実際の体感値にすり合わせる。「−20ってこんな重さか」みたいな感じで。

FORMの数値が逆に+20くらいになると練習不足となってしまうのは、適性値は5-10くらい。この5-10くらいの体感値を普段から記憶しておき、レース時もその数値に合わせて調整デキるかが大事。UTMF時は-1、比叡山は0くらいの数値で入ってしまい、やはり苦しいレース展開を強いられました。(UTMFはその後復活したけれど)。

とにかく、走っている時の体感とFORM数値を照らし合わせて、数値に意味をもたせる。これをやっています。


2. FORMと足の触り具合をすり合わせる

もう一つやっていることが、オイルマッサージしているときの足の状態とFORMのすり合わせ。TSSが200を超えるようなトレーニングをしたあとにオイルマッサージをするとテキメンに足が張っているのがわかるし、ウルトラ級のトレイルランニングに参加した3日後くらいはなんだか「ごわつき」みたいなのを感じたりもする。

マッサージ自体に効果はあるのか?という議論はあるけれど、自身で行うセルフケアはマッサージ以上の意味があると思ってます。自分の体を触診する、これほんと大事。


また、触診の感度を高めるために、オイルを使ったマッサージ、すなわちオイルマッサージがおすすめ。スルスルと滑るので、ごわつきや硬さに気が付きやすくなる。ちなみにオイルはアルニカ一択。理由はこちらにて。

あしラボさんの少し前の投稿を見ると、グザビエもオイルマッサージを取り入れているみたい。

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UTMF2019 Xavier thevenard 今回はとにかくグザビエ選手にひっついて撮影、フォームをチェックすることに徹しました。 そこからわかったことは、これまでのやり方が間違ってなかったことを再確認できたこと。 また、マジか! と思わされることも。 彼を超えることは容易ではないことがはっきりしすぎた感もありますが、 見た感覚 触った感触 話した哲学 すべて納得いく内容で大満足。 ちなみに触った感じはどのランナーとも違いましたね。 はっきり違うと言い切れる。 それがなぜかも解けましたが、悩みは尽きない。 リカバリーにはすごい気を使っていた印象もあります。 月に1回はカイロプラクティックのような欧州ではオステオパシーを受けていたり、オイルを使ってセルフマッサージ、自分で電気治療もしている。 あしラボの施術は似ているらしく、「君はわかっている」と親指立てて喜んでくれたみたい。 いずれにせよ、これからまとめに入ります。 次のTrail Runの連載「bone to run」に出す予定です。 ちなみにこの歌なんだ? #トレイルランニング #trailrunning #utmf #utmf2019 #ランニング #ラン #トレイルラン #xavierthevenard #山と渓谷 #ランニング #ランニング女子 #トレラン #トレラン女子 #asics #teamasics #あしラボ

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オイルマッサージは洗い落とすのが少し面倒臭いのだけど、家に帰って5分から10分、なんとか時間を捻出すると、本当に怪我をしなくなる。めちゃくちゃおすすめな週間です。

※某トレイルランナー・某名取選手にオイルマッサージについて聞いたら「めんどくさくてやらないっすよ」的な発言が帰ってきましたが、圧倒的に僕のほうが怪我してないので僕の発言のほうが今の所正しいと思います笑


さて、明日もレースでございます。前日のFORMは-7、あかんやつです笑

今回は相方さんの「人生最長距離トレイルレース」のサポートとして参加してきました。埼玉県出身の僕としてはホームタウンのようなコースであり、しかしながらアップダウンを繰り返す厳しいコースでもあります。

そんなハードなレースに彼女が挑戦するということで、久しぶりにレースモードではなく平和な気持ちで参加。大会の楽しさなどは彼女のインスタでもご覧ください。

さて本大会ですが、何が特徴かというと、まず「公称獲得標高と実際の獲得標高の乖離」にあります笑 大会パンプレットを見てみると、「累積標高 1,861m」とあるのですが、実際は3,000m弱あります。もう自己レベルの乖離です。

37kmでD+1800は割と平和なレースだと思うのですが、37kmでD+3000はいきなり国内でも難易度の高いショートレースに様変わりします。実際初めて出た方は驚いたんではないでしょうか・・・勝負レースとして挑んだ方も面食らいましたよね、きっと。コースで言えば半分を少し過ぎたあたりの「正丸峠」でD+1800mは超えてきますから、その後のコースを想像できない中でレースを展開するのはなかなか難しいと思います。ぜひ来年参加される方はこのあたり、肝に銘じて頂ければ。

一方で、エイドの豊富さ、はメリットとしてお伝えできます。約4kmに1つエイドがあるため、水切れの心配はほとんどありません。

そろそろ年末周辺のレースも出揃ってきていますね。その中でも注目のレースが「日光国立公園マウンテンランニング」です。2018年新たに参加したレースの中で最も楽しかったレースなので、ぜひとも皆さんにも参加してほしい。

端的に魅力をば。

日光国立公園マウンテンランニングの5つの魅力

  1. 圧倒的な日光の「紅葉」
  2. ショートコースながらバリエーションに富むコースレイアウト
  3. スタート地点は世界遺産「日光東照宮」
  4. 東京からのアクセスが○
  5. トップ選手の走りが見られる!


まず第一に、景色が圧倒的です。しかもあまり見たことがない、世界遺産と紅葉のコラボレーション。スタート地点は日光東照宮で「こんなところ走っていいの?」って思ってしまう程ですし、「振り返れば絶景」ポイントがたくさんあります。

さらに激登り、渡河、トリッキーな下り、軽い岩場など、短い中に様々なトレイルバリエーションが盛り込まれており、これまた満足度◎。

東京からのアクセスもよく、電車でも車でも2時間以内でつくイメージ。長野の山は景色抜群だけど4,5時間かかっちゃいますよね。日光はそれがなく、アクセスのストレスはありません。もちろんレース前後で観光しても◎。

また招待選手が豪華!今年は誰が来るかわかりませんが、リザルトを見ていただけると、上位陣は見たことがある名前ばかり。コース上すれ違う地点もあるため、彼らの走りを生で見ることもできます。

昨年は1000人規模の大会でしたが、今年は800人に縮小しての開催。UTMFでは人数の増加が問題になっていましたが、きちんと減らす意思決定をしているのも支持したいですね。

僕は確実に出走しますので、ぜひ日光で勝負しましょう!


エントリーは5月13日(月)です!エントリーはこちら。






先日こちらの投稿に「なるほどぉ」とリツイートしたら、

瑠偉くんからこんなリプライが。

僕が思うに、100マイルレースに限らず「オーバーナイト」なレースにおいて、最も強く、最もしつこく、避けては通れない難敵が「眠気・睡魔」だと思います。これが襲ってくると、もうどうにもならない。足元はふらつき、頭がボーッとし、全く走ることができなくなる。

はじめて挑んだ100マイルレース、信越五岳ではこの「眠気」にまんまとやられてしまいました。その反省を活かして、UTMFではそこそこ眠気を克服し、かなりフレッシュな状態を保ったままゴールすることができました。


ウルトラトレイルにおける「睡魔」対策のポイントは、バリエーション

眠らず走っているのだから、眠くなって当たり前。当たり前のことと逆行しているんだから、いつもと違うことをしないと対策できない。

そこでポイントとなるのが「バリエーション」。睡魔は本当に強敵で、睡魔対策を一つチョイスしてその装備だけで戦っても負けてしまう可能性がある。睡眠時間を十分に取っていたとしても、変な時間に襲ってくることさえある。武器は複数もって、この強敵に挑むべき。できれば五感を刺激しまくるのが良い。日によってハマるメソッドが違ったりもするから。

以降に僕が行って効果的だったものを参考までに。プラシーボも込み込みなので、疑わず信じ込むと良いと思います笑


※100マイル2回しか走ってない(オーバーナイトレースは計4,5回)ペーペーの意見なので、ぜひ他に有効な手立てがあったら教えてください!


100マイルにおける「睡魔・眠気」対策①:カフェイン

まず王道のカフェイン。これがハマるなら、うまく活用したいところ。だいたい「眠眠打破」などで使われるカフェイン量が120mg。このあたりを目安にジェルやタブレットで摂取するようにしたい。

僕の場合は、ジェルだとメイタンの「クリアプロ」を長年愛用している。カフェイン量も200mgとジェル系では一気に摂取できる含有量。ロードバイカーの中ではメジャーだけど、トレイルランナーの間ではまだ知名度を獲得できていない気がする(ちなみに味はまずい)。

カフェインは脳内の疲労軽減効果もあるので、一気に覚醒する可能性があるが、一方で胃腸を中心にダメージを与える存在でもあるので、頼りすぎずきちんとマネジメントしたいところ。


100マイルにおける「睡魔・眠気」対策②:歯磨き

上の瑠偉くんのコメントにあるように、目の周りに塗りたくることはしなかったけど(笑)、口の中をフレッシュにすると一気に目がさめることがある。味覚への刺激

また僕個人としては、口の中が清潔に保たれていないと気分が悪くなる(ゾーンに入っているときはそういうのも気にならないんだけど。一方で気になっているということは集中できていない状態を示すのかもしれない)。

そういう些細なネガティブを積み重ねると、一気に大ダメージとなって現れたりする。ただそれなりに時間を食うので、タイムレースにまだ勝負をかけられるならこれは行わないほうがいいかも。30時間を切れないレース展開になったときの完走プラン、というところでしょうか。


100マイルにおける「睡魔・眠気」対策③:目薬

歯磨きよりもクイックに刺激を入れられるのが「目薬」。眠気が出てくると目が霞んでくる。その霞目がさらなる眠気を誘発するので、目薬はかなり有効だと思う。

使用するのは、ちょっと刺激の強い上記商品のような目薬。レース中に指すと、「キタァ」感が味わえるので、メンタルマネジメント的にもおすすめ(笑


100マイルにおける「睡魔・眠気」対策④:深呼吸

今回のUTMFでは、深呼吸を多用しました。脳に酸素が行き届くように深呼吸を繰り返すと脳が活性化するため、眠気を解消することができる説、があるので、信じて多用。

特に明け方のトレイルは空気も住んでいて、リラックスするのにも効果的。鼻から数秒吸って、10秒くらいかけて吐く。けっこうパリッとスイッチが入る時があります。


100マイルにおける「睡魔・眠気」対策⑤:ツボ

これは本当に信じてやるだけ、ですが、「眠気」に聞くツボは実はたくさんあります。そういえば受験勉強のときに寝る間も惜しんで勉強していて、これらのツボにはおせわになりました。

一番簡単なのは、耳を強く引っ張ること。耳の裏には眠気に効くツボがたくさんあるようで、ちょっと痛いくらいのイメージで引っ張ってみてください。オフィスでもけっこう有効な刺激入れです。


100マイルにおける「睡魔・眠気」予防策①:睡眠ローディング

このあたりから事前準備、になってきますが、「睡眠は貯金は出来ないが負債にはなる」という厄介な性質があると聞きます。寝不足は残るのに、寝だめは有効でない、ということ。

ただ現代のビジネスパーソンは睡眠不足が慢性的になっており、レース10日ほど前からきちんと睡眠時間を確保することは「負債解消」に役立ちます。

また最近改めて「睡眠は百薬の長」だと思ってまして、きちんと寝て疲れを取りまくることも必要だと思います。レース前はちゃんと仕事や会食もコントロールするといろいろストレスもなくて良いのではないでしょうか。


100マイルにおける「睡魔・眠気」予防策②:寝ない練習

これはもうただの気合い論になってくるんだけど、願掛けレベルでやっています。金曜の夜に鎌倉や高尾に集合し、夜通し山の中を駆けずり回る。良いオトナが何やってんだ!と突っ込み合いながら、夜な夜な走るのはなんとも楽しい。

また、「睡魔」というものを複数回経験できるのは非常に良い体験値。上記で述べたような対策を実際に実験してみる。効果実感が持てると、レースでもそれを期待して望めるので、そういう精神的安定もとても重要だと思います。



以上、まとめてみると意外性はあまりありませんでしたが、このあたりを組み合わせてそれでも眠かったら寝ましょう。たぶんそれはごまかしの聞かないやつなので。


他にも上のつぶやきで紹介されているガムや、その他まことしやかに言われている手法も試して効果実感があったらご紹介したいと思います。


※ここまで書いたが、けっこう参考になるエントリーを発見してしまったのでご紹介。

UTMF経験は今回のUTMF2019の1回だけ。100マイル自体も信越五岳2018とUTMF2019の2回だけではあるのですが、信越五岳2018では総合150位→UTMF2019では総合45位、といろいろと改善を図ることができました。UTMFで45位は信越だと20番代じゃないかな?


大した学びではないし、マイラーの諸先輩方からすれば「おいおい偉そうなこと言ってんじゃねーぞ」と言われてしまいそうですが、いくつか心得的にメモしておきますね。(基本的には一般的なトレイルランニングレースの準備はできている前提で、プラスアルファの内容を)。


1. UTMF前はとにかく睡眠時間を確保せよ。

前日は8時間前後は確保しましょう。100マイルの最大の敵は「眠気」だと僕は思います。眠気が出始めると、ふらつく、足が前に出ない、気持ちをポジティブに持っていけない、という三重苦が待っています。信越五岳はこれにまんまとやられました。

必ず眠気は襲ってくるものですが、少しでもその現象の発生を遅らせるためにも、できる限り睡眠時間を確保しましょう。


2. UTMF10日前から「睡眠ローディング」を。

「睡眠ローディング」って言葉があるかわかりませんが、10日前から睡眠時間を長く取れるように調整しましょう。睡眠は万能薬です。細かいテーパリングの手法は多々ありますが、それより何より、とにかく寝ることのほうがよっぽど回復します。

10日前から焦ってトレーニングしても走力は上がらないので、潔く眠るようにしましょう。僕の周りで失敗している人は、仕事が忙しくて眠れなかったり、飲み会を入れてしまったりしていて、睡眠時間をうまく確保できていなかった、というパターンがけっこう散見されています。仕事の調整、もUTMFの準備の一つですね。


3. カフェインマネジメント、を身につける。

レース前1週間くらいは、カフェインを抜くようにしましょう。そしてレース中は大いにカフェインを活用しましょう。

カフェインは眠気を予防してくれるだけでなく、疲れも一時的ではありますが吹き飛ばしてくれるので、ここぞというときに使えば「スターモード」「野生化」のスイッチになってくれる可能性があります。

一方で刺激が強いため、多様すれば胃を荒らしてしまい、トラブルの原因にもなります。トレーニング時からカフェインをうまく活用するテストを行い、自分なりの補給ルールを確立させておきましょう。

ちなみに僕の場合のカフェインルールは、

  1. レース前半は摂取しない。少なくてもレースの2/3が終了してから摂取する。
  2. カフェインを摂取する前後の飲料は真水にする。
  3. MAGMAなど、回復系のサプリを併用する。

この3点です。ご参考まで。


4. シューズの履き替え、ウエアの着替えを戦略的に楽しむ。

トップを競い合うランナーはそんな個としないかもしれませんが、シューズの履き替えはとてもおすすめです。

100マイルという途方もない距離を、同じシューズで完走するということは、同じ皮膚、同じ筋肉にひたすらにダメージを蓄積させるということであり、どう考えても得策と思えません。

今回僕は2つのシューズを準備。前半はNIKEの「テラカイガー5」、後半はALTRAの「ティンプトレイル」で挑みました。

靴を履き替えると同時に、靴下も履き替える。ついでにワセリンも塗り直す。こうすることで、マメや水ぶくれなどのトラブルはまったくなく、平和にゴールまでたどり着くことができました。

一方で、ウェアも着替えを用意しておくことをおすすめします。何より「お着替え」は楽しいですし、今回のような雨や雪のコンディションにおいて「乾いたウェア」は正義であり、神です。

多少かさ張ったとしても、ザックやドロップバックに忍ばせておくことは、多くのランナーにとって(一部のスピードランナー以外)正解だと思います。


5. アミノ酸をうまく取り入れる。

多くの人がUTMF装備一覧、みたいなものをインスタにあげていて、補給食もそこに含まれているので閲覧したりするのですが、糖質ばかりのラインナップで、アミノ酸系が少ない場合は非常に多いと感じました。

正直フルマラソンくらいのペースだと、アミノ酸をレース中に摂取しても吸収から効果がでてくるまでに時間がかかるのであまり効果実感はない(疑わしい)のですが、マイルレース位になると、前半で摂取していたアミノ酸の効果を実感することができます。

アミノ酸はもともとの味が独特(正直に言うとまずい)なので、どんなに加工いてあってもレース後半だと摂取しづらくなることがあり、できる限り自分の口に合うものを探し当てておくといいと思います。


6. フル装備で最低2回は山に入っておく。

すべての準備を揃えた上で、それをザックに収納し、UTMFスタートと同じ服装で事前に山に入っておくことをおすすめします。できれば50km以上、10時間以上、さらに可能であれば夜間トレイルも。

今回僕は反省しかないのですが、UTMF週になって装備を買い足しにいくのはナンセンス。せっかく数ヶ月前から装備一式は公表されているので、3週間前にはすべてを揃え、一度その装備で走っておくことを強く推奨します。

UTMFの装備一式+αを詰め込むと、おそらくいつもトレイルを楽しむときよりも荷物が膨らみ、重さも増すはずです。この微々たる違いをちゃんと経験できているかどうか、はとても重要で、「あ、肩のここにあたるな」とか「ワセリンはここにも塗ったほうがいいな」とか、そういった気付きを事前に得られることは、大きな不安払拭になります。


7. ワセリンを携帯しよう。

ショートレースでは必要ないと思いますが、ロングレースでは何が起こるかわかりませんし、スタート前に塗ったワセリンが今回のように雨とともに洗い流されてしまうことも多々あります。

そのため、ワセリンは携行したほうが得策。僕はガーニーグーの小さいサイズのものを携行しましたが、安心材料になってくれました。

少しでも「あれ、靴の中がずれてるかも」とか「股擦れしちゃうかも」と思ったら立ち止まって補強する。それくらいの余裕があったほうが100マイルはうまくいくと思います。


8. エイドで長居しない。

100マイルレースはエイドも豪華。UTMFは特にそうで、焼きそばや湯葉ご飯など、美味しい補給食が毎エイドごとに待っています。

もちろんこれも100マイルの楽しみのひとつなので、すべてを食するフードファイト的な楽しみ方も否定はしないのですが、それでも長時間エイドにとどまることはおすすめしません。

信越五岳での僕の大きな反省はまさにこれでした。エイドで10分以上滞在してしまい、そのたびに温まった体を冷やしてしまう。エイドを出て体に火を入れ直し、またエイドで冷やす・・・ということを繰り返し、最終的には完全にバタンキュー。

エイドで休んでも(休み方が重要)なかなか体力は回復いないので、相当辛くない限りは(後ろ髪惹かれつつ)早めにエイドを後にすることをおすすめします。



とにかく、UTMF2019、なんだか振り返ることができず、ブログを書くことが進まなかった。書いても書いても、ぜんぜん面白くない。途中で筆が(キーボードが)止ってしまう。

Twitterやインスタでは「UTMFロス」みたいな言葉を書いている人が何人も見受けられたけれども、僕は全然その感覚がわからず。ゴールで泣くこともできず。むしろUTMF自体に対して「こんなもんか」感がずーーーーっとある。


  • UTMFに対する理想が高すぎたのか?
  • レース中、富士山が一回も見えなかったからか?
  • ゴールに誰もいなかったからか?


とにかく筆が進まないながらも、書きなぐってみた。来年出る方の参考に、少しでもなればいいかな、と思う(主観的すぎて参考になるはずもないが)。

  1. UTMF2019参戦記ー前半戦(スタート〜麓エイド)
  2. UTMF2019参戦記ー中盤戦①(麓〜本栖湖エイド)
  3. UTMF2019参戦記ー中盤戦②(本栖湖〜二十曲りエイド)
  4. UTMF2019参戦記ー後半戦(二十曲り〜ゴール)
  5. UTMF2019参戦記ー補給編
  6. UTMF2019参戦記ー装備編
  7. UTMF2019における議論について
  8. UTMF2020に向けて。


せっかく完走できた91人(3.7%)に入ることが出来たのに、なんだか腑に落ちない。


GWの余りの時間を使って考え至った結論は2つ。


  1. 日本のトレイルランニングシーンがUTMFに引っ張られ、その差がなくなってきているということ
  2. 僕自身がUTMFと向き合う準備が全然できていなかったということ


UTMFが日本の象徴的なレースであることは間違いない。しかし、唯一無二のレースでもない。実際たくさんのレースに出場してきて(年間15前後)、部分的にUTMFを上回るような(演出、コースレイアウト、スタッフのやる気などなど)大会は多数あると思う。


●ショートレースながら1000人が出走する日光マウンテンランニング(今年も絶対出る)

●前夜祭が楽しい、斑尾高原フォレストトレイル(これも絶対出る)

●UTMFよりキツイんじゃないか説のあるトレニックワールド彩の国(これは当分出ないw)

上記だけでなく、今や国内外に魅力的な大会は死ぬほどある。UTMFは象徴である一方、数あるレースの一つに過ぎない。GW中いろいろ考えて、そう思い至った。


5年前の2014年にSTYに参加した時、その壮大なスケールに圧倒された。これが国内最高峰のレースかと、感動した。

2019年、今年。奇しくも同じ「こどもの国」がスタート地点だったが、あのとき(2014年)の感動がなかった。しかしそれはUTMFのレベルが下がったわけではなく、他の大会のクオリティが高まったと考えるべきなのかもしれない。


これはすごく良いことだ。日本の大会レベルが、世界レベルのUTシリーズに引き上げられて高まっていく。その結果が、UTMFに過度な感動をしなくなった自分、というだけ。昔は落差(UTMFとその他の)がすごかったというだけ。そう解釈すると、割とすんなり腹に落ちた。


もう一つは、僕自身。楽しむための、十分な準備ができてなかった。100マイルは壮大な旅だ。旅には計画がいる。どこに行こうか、どんな装備で行こうか。そういうところから旅=レースは始まっている。

旅そのものも楽しいけど、旅の計画をしているときが、実は一番楽しかったりする。


今回僕はこのステップをほぼ飛ばしてしまった。心と体の準備が全くできていなかった。


行き当たりばったりを楽しむのもいいけど、計画するからこそ想定外が生まれる。そういう波乗りを楽しむのが、100マイル。ロングレース、ウルトラレースだと改めて思った。


そういう意味で、僕はまだUTMFに挑戦する資格がなかったのかもしれない。資格というか、なんだろう、やはり「準備」が適切だな。準備ができていなかった。


そういう意味で、来年こそ、心の底からUTMFを味わいに行きたいと思う。なんだかいろいろと忘れ物をしたみたいなので、1年間準備して、臨みたい。





今回のUTMFは途中で短縮となってしまい、いろいろ議論がTwitterを中心になされていたと思います。大前提、今回の中断の意思決定と、それに伴う迅速な対応には敬意を評したいです。それくらい素晴らしかった。


その前提で議論を大きく分けると、

  1. 危険箇所のスタッフ配置やガイドテープ(白)の見づらい問題
  2. ゴミ多いぞ問題
  3. 渋滞やばくない問題
  4. さすがにブリーフィングやれば?問題
  5. エイドの焼きそばない問題


このあたりに集約されると思うんですが、1については個人的にはあまりその必要性は感じず。400位前後を一時期は走っていたので、熊森の下りなどはそれなり以上に泥だらけだったが他レースと比較して「危険か?」と問われれば、志賀高原エクストリームとかのほうがよっぽどやばいし、真っ白のテープは確かに見えづらく見失うことが特に昼間は多かったが、ライトを当てて反射板を反応させるなどで対処できたのでこのあたりは選手に任される部分が大きいのではないかと思います。海外レースはよりマーキングが少ないと言うし。ただトレイルの復旧は心配。


2.ゴミは確かに多かったように感じました。落とさないようにしよう、見つけたら拾うようにしよう。僕は同じチームの「世界の小松」が目の前でゴミを拾って走っているのを見て感動してしまい、それ以降はなるべく拾うようにしました。ぜひ皆さんも拾って、走る前より綺麗にしたいですね。


1と3が混ざり合うと、確かに運営側で解決すべき課題の可能性が高まってくる。実際、今回のUTMFは渋滞がやばかったみたいで、これは完全にシミュレーションミスによるものだと思います。人数を減らす、はファイナンスの観点とか様々な大人の事情視点から難しい匂いも感じるので、STYの復活、またはウェーブスタートなどの検討を期待。


4はやったらいいと思います。というかやるべき。国際大会なので、言語対応など大変だろうが、信越五岳のように映像を公開するだけでも良い。参加者に小テストを課しても良いと思います。2000人以上のポイントを満たす屈強なトレイルランナーが一同に集まり、彼らに(我らに)教育できる場がレースのブリーフィングの場。そう考えるのであれば、鏑木さんの考えるルールやマナーを伝道する素晴らしい機会がブリーフィングなんだと思います。


エイドの焼きそばがない問題は、食べたければ早く来ましょう!ちなみに割と速い僕は食べてません!エイドでの補給食はあくまでサブ、エイドがなくても完走しうる補給食は持つべき。栄養面はそれで担保すべきだし、補給食が食べれないからエントリー代割引しろ、はちょっとズレ過ぎている。食べることができたら「ありがたや〜」くらいのスタンスが良いと思う。実際、みんなに行きわたるくらいに過剰に用意すると、だいたい余って悲惨にごみになる。そうなるくらいなら、足りないくらいがちょうどよい。


あと、個人的に前回参加したSTY2014の時からそうなんだけど、ゴール後のケアがけっこう「ない」に等しい。単身で参加したSTY2014はゴールしたのが深夜で、寒空のもと途方に暮れた(その後無事タクシーを捕まえて宿に行くことができたが、宿もUTMF対応してくれているわけではなく、個人で交渉して深夜にあけてもらった)。


今回はさらに状況が悪く、荷物預けもしないでサポートメンバーに預けていたにも関わらず、手違いがありサポートメンバーがゴールに間に合わなかった。

僕はびちゃびちゃの状態で、めちゃくちゃ寒い中会場でポツン。165km走ってきた頭はあまり正常に動かず、とにかく雨に打たれ続けてしまった。避難するところがないから、仕方ない。


幸い、会場にあったGOREのテントに匿ってもらい、雨風を凌ぐことはできたのですが、全選手がこの対応をしてもらえるわけではないし、寒さは止まらなかった。あまりの寒さにGOREのスタッフが心配して近くの「開運の湯」まで連れて行ってくれたのだが、「本日入場制限のため入れません」と言われてしまい絶望。同じように言われている選手が「そんなことあるぅ?」と同じく絶望していた。

このあたりのエリアとの連携、あるいはそういった場所の確保は多少エントリーフィーがかさんでも充実してもらいたいな、と思います。




目標は達成したときよりも、するまでの過程が楽しい。

いつかはUTMFの表彰台。そこを目指しつつ、来年UTMF2020の目標は以下に掲げたいと思う。

UTMF2020の目標:20位以内(24時間以内)

順位で目標を設定すると、怖いトレイル業界のお兄様たちから笑われそうだが、良いんです。僕は相対的な生き物。勝負ごとが好き。そもそもROAD TO系がダメか笑


今回のタイムは27時間17分。3時間以上を1年で詰める。容易なことではないが、細かく20位付近の選手と比較してみると、

  • A1-A2区間:60分〜90分の差
  • エイドワーク合計:50分〜110分の差

明確な改善ポイントが確認できている。上記を戦略的に改善するだけで2時間〜2時間半の改善は可能。そんなに簡単なことではないというのはわかっているが、「何をすればいいか」が見えているだけで全く異なる。

また本栖湖以降のタイム差で見ると、20位付近の選手には勝ち越している場合が多い。大体あのスピードで行けば、彼らに勝つことは可能だ、とイメージができたのはものすごいポジティブな材料だ。一番調子の良かった忍野→きらら、きらら→二十曲りでは20位以内の区間順位は記録している。このあたりも自信になっている。


一方で、今回ライバルと見定めていた10位入賞の木幡選手には「全区間で敗北」している。何もかも敗北。すごい、強い。まだ彼にかつイメージは沸かないので、1年かけて背中が見えるくらいには成長したい。


ウィークポイントはなにか?

僕のフルマラソンの持ちタイムは直近で更新した2時間43分。おそらく上位選手で僕よりも遅い選手はいるはず。スピードは正直あまり上げる必要がないと思う。

一方で、僕のフルマラソンのフォームというかストライドは(短足なのに)広い。かなり大股でダイナミックな走り(とよく言われる)なのである。

一つの仮説として、このストライドのでかさとトレイルランニング時のフォームがかなり異なるということ。もう少しいうと、フルマラソンなどのロードのスピードがトレイルに変換されていないかもしれない


そういう意味で、峠走をより多く取り入れ、スピードをトレイルに転換するトレーニングを多用していきたい。


また、今回ストップしてしまったのは「天子山地」「杓子山」の2つの急峻な山(塊)だ。どうやら一気に高度を上げる登りがかなり弱い。もしかしたら軽い「プチ高山病」にでもなっているのかな?これは丹沢バカ尾根練などでケアしていく必要がある。


ストロングポイントを伸ばす

逆に、明らかなストロングポイントは、

  • 下りのスピード維持
  • ダメージ体制の強さ
  • 夜間での覚醒
  • 胃腸の強さ

このあたりが挙げられる。今回もほとんど下りのスピードで追い上げに成功した。また、90km近いスパートをしても壊れない足は、そこそこに頑強なのではないかと思う。このストロングポイントは引き続き峠走で強化していきたい。

また夜間の強さがある。補給のところでも書いたが、カフェインを含め、夜を元気にする(卑猥な意味ではなく)ための実験はいろいろと鎌倉で試してみたいと思う。


今回の反省点はなにか

トレーニング自体は2月まで順調に進んでいた。月間500km以上、計画割れではあったが累積も15,000mは確保できていた。

勝田全国マラソン、深谷シティマラソン、はなももマラソン、とロードレースにたくさん出場し、記録を更新しまくったが、ロード用の練習はあまりしておらず、トレイルの練習+スピード練習で仕上げられたので、正直良い形でもっていけてたと思う。問題は、

  • はなももマラソンでの足裏の怪我(3月序盤)
  • 鎌倉への引っ越し(3月後半〜4月序盤)

この2つ。

前者は明らかなダメージとなり、一番距離を踏まなきゃいけない期間でハードな練習を積むことができなかった。

また言うまでもないしわかりきってたけど、突如決めた鎌倉移住のため、マインドシェアが鎌倉>UTMFになってしまっていたことは否めない。

完全にUTMFより違うレースに気が行ってしまっている。これは明確に敗因。わかってたんだけど、いろいろ考えると早く引っ越さないと、という思いが強く。UTMFは逃げないし。


とにもかくにも、来年は狙い定める。UTMFを心の底から楽しむためにも、万全の準備で臨みたい。




装備についてはあまり言えることがない。正直準備不足で言えることがないんだが、少しだけ。

テラカイガー5 VS ティンプトレイル1.5

エイドの滞在時間を短くするのは重要だけど、一方で、「シューズのは着替え」は有効だと思う。同じシューズで走っていると、同じところにずっとテンションがかかり、それは足裏だけではなく、足全体に影響を及ぼす。

だから、コース中盤くらいで、一度履き替えるくらいの余裕があると良い。それに合わせて、靴下も履き替え、ワセリンも塗り直す。このくらいしておくと、怪我なくレースを展開できると思う。

その前提で、今回はテラカイガー5とティンプトレイル1.5でレースに臨んだ。前半にテラカイガー5

後半にティンプトレイルを採用。前半は走れるので、ランに強いテラカイガーを、後半は足のストレスを開放してくれるアルトラ、中でもサポート力の高いティンプトレイルを、という考え方で。

基本的にこの戦略はピタリ、だったと思う。テラカイガー5はよく言えばホールド感、悪くいうと、少し窮屈な印象があり、それが良い意味でスピードをもたらすんだけど、160kmを履き続けると考えると、僕には少しストレスだった。

そのストレスを感じはじめている中間地点でティンプトレイルに履き替えられたのは本当によかった。一気にストレスから開放され、元気になった。


アルトラのロングレースの本命は、ローンピークではなく、ティンプトレイルだと最近思ってきている。

ロングレースの本命ライトは「LEDLENSER」で決まりなんじゃないだろうか

はじめての100マイルだった信越五岳では、Petzlの「Nao+」をメインで活用した。というのも、友人であり先輩でもある「世界の小松」から「Nao+を使うとやばいですよ、スマホとガラケーくらいの違いがありますよ」と言われたからなんだけど、死ぬほど後悔した。

充電の持ち時間が糞すぎる。僕の使い方が悪いのかな?信越では何度も電池交換を余儀なくされ、サポートメンバーにもエイドのたびに充電してもらってなんとか乗り切った。


2万円ほどの買い物だったが、成功者は損切りがうまいもの。せっかく購入したNao+は信越の一回使用でメルカリ行き、代わりにLEDLENSERの「NEO10R」と、NEO10Rとバッテリーを共有(同じ電池で対応できる)できるハンドライト「MT-10」を採用した。そもそもNao+はバッテリーでかいし、共有できないからコスト(重さ)になるからレース向きでない。

正直この組み合わせは最強なんではないかと思う(同社製品の他の組み合わせを探って、コストダウンするのも手だが、勝負レースにはハイスペックで臨みたい)。僕は27時間でゴールしたので、二日目の夜に突入はしなかったけど、フル照射モードで双方とも一晩中電池は持った(スペアに交換することなく)。

また今回のように霧が濃い時はヘッドライトは無力。ヘッドライト+ハンドライト、とバリエーションをもたせておくことは肝要だと思う。僕もハンドライトをメインに使い、両手を使いたいときだけヘッドライトを使用するスタイルで途中から定着した。





UTMF2019は「ジェルだけ(固形物を持たない)」で臨む

UTMF参加にあたり、僕が用意した補給戦略は「ジェルだけ」戦略。先日プロトレイルランナーに変更したヤマケンさんがどうやらこのスタイルらしい、というのと、レース中に固形物を欲しくならない性分でもあるので、クイックに摂取できるこのスタイルを採用した。

固形物が食べたく鳴ったら、エイドで食べれば良い。UTMFはエイドご飯が美味しいので、この戦略で良い。(下の画像にはエネ餅が写っているが、レース前に食べただけでレース中は食べなかった)

ポイントは低GI

僕は血糖値スパイクが起こりやすいんじゃないか?という仮説があり、低GIな「WASPシリーズ」を中心に、味が好きな「マグオン」のアップル味、カフェイン含有量の高いCCC、目がさめるしょっぱさの「エルグソルト」などのラインナップで臨んだ。

また、超長距離は「以下に補給食でダメージを軽減できるか」もポイントだと思い、アミノ酸も定期的に摂取。今回は「カツサプ」と「俺は摂取す」を採用。カツサプは常備し、「俺は摂取す」はサポートメンバーに持ってもらい、サポートのたびに補給した。


結論:ジェルだけで陥ったトイレ地獄

僕の今回のUTMFの反省の一つに、エイドワークがある。それでも信越のときよりも早くなり、エイドのたびに順位を上げることが出来ているんだけれども、それどもトップ選手とは合計で1時間ほどエイドワークで差をつけられてしまっている。


その大きな要因は、「トイレ大」だ。

もともとお腹が強い方ではないのだけれど、今回本栖湖エイド以降、ほぼすべてのエイドでトイレ大をした。胸を張って言うようなことではないのだが、長時間固形物を入れずにジェルだけを摂取したからなのか、「我慢できない系のゆるゆるう●ち」になってしまい、トイレに駆け込まざるを得なかった。(幸い野●ソは避けることができた)。

この学びは次回の100マイルに活かしたいと思う。みなさんもぜひ気をつけてほしい。


マイルレースでアミノ酸摂取はマスト

アミノ酸、特にBCAA系は岩本さんの「非常識マラソンマネジメント」を読んでから取り入れ、もはや僕のレースマネジメント的に(ショートレース以外は)欠かせない存在になっているんだけれども、レース後半は粉末タイプのものでも飲みづらく鳴ってしまうことが多く、今回は味も良く普段から常飲している「俺は摂取す」を採用。

重さがあるゼリータイプなので、自分では背負わず、サポートに持ってもらうスタイルにした。

これが的中。成分的にも以下の内容がマイルレース向きだったと思う。

  • マグロコラーゲンペプチド…3,000mg:傷ついた筋肉を修復する役割が認められている。また同社のコラーゲンはウロコ由来ではなく魚皮由来で、吸収率・安全性の面でも優れているとのこと。
  • BCAA…3,500mg:言わずもがな、筋肉のエネルギー代謝や合成などに深く関わるバリン・ロイシン・イソロイシンの3種類の必須アミノ酸。
  • パラチノース…3,000mg:天然の糖質で、血糖値の上昇を抑えたり(つまり付随するインスリンも抑制できる)、内臓脂肪を減少させる、集中力が持続するなどの効果が期待できます。


個人的には味がすごく好きで愛飲しており、また製造企業の中の人ともやり取りさせてもらっていて、熱意と誠実さをめちゃくちゃ感じている。超絶応援したい商品というのもあり、おすすめさせてもらいます(下のページからクーポンコード入れてもらうと安く変えるのでぜひご利用ください)。


クエン酸コンクの携帯、がすごく良かった。

今回挑戦したもう一つが、「クエン酸コンク」の携帯だ。

WASPシリーズが「甘ったるい」系のため、他のもので「酸味」「塩味」などバリエーションを持たせる必要があった。クエン酸コンクは「酸味」担当。もちろん疲労回復効果のあるクエン酸それ自体にも期待して投入したのだが、これはけっこう良い手段だという感想。

持ち運びはジェルボトルで。エイドで水をフラスコに入れ、そこにクエン酸コンクを入れるだけ。糖質だけでなく、こういったアミノ酸やクエン酸など、回復系の補給のラインナップをどこまで揃えるか?はマイルレースの重要なポイントになりそうなので、引き続きいろいろと検討したいところだ。


カフェインはマスト中のマスト

今回完走者の中でカフェインを取らなかった人はどれくらいいるんだろうか(いないんじゃないのかな?)。

ロングレースにおいて、カフェインとの付き合い方をマスターすれば相当有利にレースを進められると思う。

実際、僕も竜ヶ岳付近のナイトトレイルでカフェインを投下し、一気に開眼した。

カフェインの眠気防止作用はもちろん、疲労感を飛ばしてくれる効果はウルトラランナーにとって非常に有効。ただし刺激物でもあるので、マネジメントの仕方が難しい。

基本、回復系との組み合わせだけど、僕は今回有効な方法論を見出した。それはまだ内緒にしておこう笑


二十曲りを出てしばらくして、杓子山に取り付いたくらいだろうか。


杓子山は聞いていたとおり、丹沢山系のような「手を使って上る全身運動」系のトレイルで、「いやぁ、これを最終盤に持ってくるとは本当に鏑木さんアホだな」と思いながら、とはいえ楽しんで登っていた。


エンストは突然に。

本当に突然に。プスン、という感じ。

今までの余裕がどこに言ったのか、一気に登れなくなってしまった。ちょうど杓子山の核心部である。手に力が入らず、けっこう危ない状態で岩場を上る。


状態としては、前半戦「天子山地」に近い感じ。しかし明確にハンガーノックっぽい症状だ。持っている補給食は少なくなってきているが、脳の錯覚になればと一番甘い「ワスプ ハニーウォーカー」を一気食いする。クソ甘い。この甘さで脳よ、騙されてくれ。


さらに追い打ちをかけるように、下から後続の選手が追ってくる。なんかよくわからないけど、僕より元気そうじゃないか。おいおいちょっと待て、俺は30位まで順位を上げる男だぞ、俺の順位を下げるようなことをするな!


そんなことは思ってたか思ってなかったか覚えてないが、とにかくけっこう焦った。50位以内も危ないんじゃないか?すぐさまそうしたネガティブな思考がよぎったが、流石にここまで150km近く走ってきた自信がある。

抜かれはしたものの、しっかりとした足取りで前を追う。すると、別の落ちてきた選手を拾うことができ、結果的に順位を上げることができた。


UTMF2019後半戦は寒さとの戦い

杓子山は何個も「偽ピーク」がある。何度も騙される。さらに幻覚症状も相まって、全部ピークに見える。鉄塔に見えたものが、近づくとただの枝だったりする。1年分くらいガッカリしたんじゃないだろうか。

本物の、リアル杓子ピークに到着したときは、なんかムカついてしまい、「コノヤロー!」と金を鳴らした。たぶん、このアクションは僕だけじゃないはずだ。


山頂に着くと、一気に気温が低下していることに気づいた。早く下山したほうが良さそう。僕のこの予感はまさに「的中」だった。


下りの最中、ぐんぐん気温が下がる。雨も強くなってくる。150km以上走ってきた人間に対する仕打ちがこれか。どんだけ心を折ってくるんだ。割とリアルに萎えてくる。


林道に出る。ライバルmaimai(福島舞選手)が応援で逆走しており、発見してくれ、エールを送ってくれる。福島選手の元気は敵にすると脅威だが、味方のときは大いなる力になってくれる。その応援でなんとか元気をつなぎ、寒い中最終エイド「富士吉田」を目指す。


とにかくこの林道→街中の区間は寒さが「やばいレベル」に達しており、また装備的にも限界を感じていた。


判断力の勝負

持っていたウエアはすべて度重なる雨で水分を含んでしまっており、これ以上暖かくする事はできない。しかしゴールまでは11km。押し切れる距離だ。

僕の判断は、「富士吉田は補給だけ手早く行い、最小タイムで通過する」だった。止まったら死ぬ。うどんとか食べて温まる、という選択肢もあったが、ここはストロングスタイル。一気に行ってしまったほうがいい。

予想外にサポートメンバーが待ってくれていたのだが、最小限で富士吉田を後にする。おそらくあそこで居座ってしまっていたらゴール出来なかっただろう。


幸い、エイドを出てすぐ最後の山「霜山」への入山口があり、なんとかここで風を凌ぐ事ができた。前を行く日本人女子2位の高島選手も捉えることができ、ラストスパートをかける。


「最後の霜山がいやらしいんだよね」


だれかがそんなことを言っていたが、僕にとってはそんなことはなかった。ここまで来たら数百メートルくらいの登り、訳はない。雨風を少し紛らわせることができるだけでありがたい。

しかし山頂に近づくと、雨が雪に変わりやがった。それはダメだ。思わず笑ってしまった。つくづくUTMFは天気に恵まれないなwと、独り言を言いながら笑うやばいやつになっていた。

というか、雪がやばい。雨が雪になったねぇ、というレベルではないのだ。東京だと1年に一回あるかないかレベルのヤバいやつなのだ。

流石に足が言うことを効かなくなってきたが、ちょっと命の危険を感じたため、文字通り必死になって下山する。河口湖付近の街が眼下に見えてきたときは、「生きて帰ってきた感」が半端じゃなかった。


そして、無人のゴールへ。

UTMFのゴールの仕方だけは決めていた。河口湖大橋を走りながら、通り過ぎる車から「おかえりなさい!」「よく頑張ったね!」と声をかけられながら、「ただいまぁ!」と大声で走り抜ける。

昨年の覇者ディラン・ボウマンのように、「Oh,God」と顔を覆いながら、ゴールゲートに向かう。ゴールゲート前で待ってくれている人たち全員とハイタッチして、ゴールを味わい尽くしながら、「渡邊選手、ゴールでーす!」とあのアナウンスでゴールテープをガッチリ握り、腕を振り上げる。


そんなゴールを思い描いていた。


しかし、河口湖大橋を走っていると、そもそも車の通りが少ない。というか雪が降っているから、誰も窓を開けて応援してくれない。

大橋から見えるゴールゲートも・・・あれ?人少なくない?


ちょっと不安になるも、そこはUTMF。どれだけ富士山が見えなくたって(レース中一回も見えなかった)、きっとゴールはド派手なはず!感動のゴールシーン!

そんな僕の淡い期待は、粉々に打ち砕かれた笑 ちょうど大会の中止が決断、アナウンスされたタイミングで、会場にスタッフはほとんどおらず。また僕の数分前に女子総合5位の選手がゴールしており、アナウンスの人もそちらのインタビューで掛り切り。

そのため僕の名前は呼ばれることはなく、他の大会よりも寂しいゴールとなってしまいました。まぁこういうこともある!


さらに不幸なことに、サポートがゴール地点に到着しておらず、この寒空の下、ドロップバックも荷物もない状態で放置されてしまい、まさかのゴール後に低体温症に。GOREのショップの方が親切に匿ってくれたけど、レース中のどのタイミングよりもゴール後が本当に辛かった。次のUTMFでは「ゴール後のマネジメント」もきちんとしようと心に決めたのだった。


続く》》》UTMF2020に向けて。