【攻略・戦略】乗鞍天空マラソン
早いもので2019年も半分が経過しようとしております。折返し。ここまででたくさんの大会に出てきました。大きなところでも、
- 1月:勝田全国マラソン(2時間47分、レースレポート)
- 2月:深谷シティハーフマラソン(1時間19分、レースレポート)
- 3月:はなももマラソン(2時間43分、レースレポート)
- 4月:UTMF(45位、レースレポート)
- 5月:成木の森(11位)、飯能アルプス(ファンラン)、比叡山50マイル(DNF)
- 6月:スリーピークス八ヶ岳トレイル(ファンラン)、湯沢スカイエクストリーム27km(準優勝、レースレポート)
これくらいのレースには出場し、フルマラソンでは自己記録を5連続更新、UTMFもフルコースを完走(総合45位)、先日の湯沢スカイも見事準優勝ということで、そこそこ良い感じで進捗しています。
そんな2019年上半期の仕上げとも言えるレースが、今週末に迫った「乗鞍天空マラソン」です。
■ライバル・福島選手と久しぶりの激突!
本マラソンは、最近一緒に練習しているライバル(?)・福島舞選手が出場するということで出場を決めたレース。ちなみに福島選手との対戦成績はというと、最近の精緻な調査によれば・・・
- 2015年06月:XTERRAトレイルラン軽井沢 20km(渡邊勝利)
- 2017年09月:信越五岳110k(短縮)(渡邊勝利)
- 2017年10月:斑尾高原フォレストトレイル(福島勝利)
- 2018年08月:野沢トレイルフェス(福島勝利)
- 2018年11月:日光国立公園マウンテンランニング大会(渡邊勝利)
3勝2敗。僅差で渡邊が勝ち越している模様。が、すべての大会において、その差は5分を超えることは殆ど無い僅差の争い。(ちなみに2015年よりもっと前に、XTERRAの丸沼大会で実は激突しているらしく、記録は残っていないが2人の記録的にはほぼ同じくらいの順位の模様、ということはわかっている)
今回は6回目の勝負、ということになり、絶好調男としては負けられない戦いなのであります。そして戦いの舞台となる「乗鞍天空マラソン」は「日本で一番きついフルマラソン」と言われている大会。断面図を見てください。
■乗鞍天空マラソンのコース断面図
約1100m登って、1100m下ってくるという、シンプルに言うと峠走。そして僕は峠走の登りが大の苦手科目。克服するために鎌倉に引っ越してきたけど、鎌倉には峠走ができる場所がないという大規模ミステイク。あったら教えてください。
しかもUTMF以降、なかなか減量が思ったように進まず、重力を完全に敵に回してしまっている。峠走においてこれはクリティカルで、登りはもちろんのこと、下りのダメージも半端無いことになってしまいます。(ちなみにこのハードコースを福島選手は昨年走り、女子一位の称号を得ています)
とはいえ、今から何をしても遅いので、とりあえずペース配分を決めました。第一目標はサブスリーがギリギリ見えてこない3時間5分。昨年であれば、表彰台をギリギリ狙えるタイムになります。(しかしながら今年は世界王者・上田瑠偉くんも参加するということで、1位は確定。残り少ない2席の争いになる)
これで今年完走したレースは全戦全勝。
— Ruy Ueda (@trairuy) June 15, 2019
来週末が鬼門。
乗鞍天空マラソン。
コース断面図から1kmごとの標高をざっくりと割り出し、ペースをはめ込んでみました。以下がその内訳になります。
■乗鞍天空マラソンの戦略とペース配分
今回の戦略は「太もも戦略」と名付けました。他を圧倒する太ももを保持する身として、前半の上りは捨て、後半のダメージが激しい降りを圧倒的な太ももで耐えきる戦略。戦略でもなんでもないんだけど、前半の上りは完全にウィークポイントであり、山頂までは上りが強く軽い福島選手に負ける可能性は充分に有り得る。というかそのイメージしかない。
山頂までは負ける。それでいい。仕方ない。しかし、山頂からは、僕には「太もも」がある。圧倒的な太ももでライバルを凌駕する。
具体的なペース配分はこうです。スタート直後の5kmは平坦のため、フルマラソンペースでスタート。このペースで行けば、ライバルに1分差くらいをつけられる。6km〜17km地点までは5%程度の勾配のため、ペースを1分だけ落とし、無理なく進むことにします。
18〜20kmの2kmだけ一気に斜度が18%まで向上するので、ここはやむなく7分弱/kmのペースに落としてじっくりと山頂を狙う。ここのペース如何では、ライバルに追いつかれる可能性もあります。
下りに入ったら、太もも、です。最低でも3'45/kmを出力し続ける。調子を見て行けそうであればさらに5秒〜10秒ほど1kmごと追い込む。
ポイントは①傾斜5%の登りをどれくらいのペースで登り続けられるか、そして②25km以降の下りをどれくらいのスピードでメイキングできるか。
太もも戦略=下りでのトップスピード維持を実現するためにも、ダメージ蓄積をデキる限り軽減していく戦略・アイテム仕込みを行おうと思います。
■乗鞍天空マラソンの装備
まずウェアは、
- T-SHIRTS:MMA「MMA×Shinya Aoki love Fight Tee」
- PANTS:MMA「MMA 7pkt Run Pants V4 #Digital Camo」
- WAIST BAG:Ultimate Direction 「Mountain Belt」
- BOTTLE:Answer4「Answer4 Purist Bottle」
- SHOES:ALTRA「PARADIGM 4」
- CAP:ELDORESO×道がまっすぐ「バカヤロー CAP」
上記で行きます。フルマラソンなのでウエストバッグはいらない可能性が高いのですが、前半戦は多少攻め気で行くとすると若干水不足になる危険があるので念の為。天気が悪く、補給が必要ないようなら途中で捨てます。
この中で最も今回のレースならではのチョイスをしているのはシューズ。ALTRA「PARADIGM 4」です。僕の中で、ALTRA産のロードシューズの中では最も速く走れるシューズだと思ってます(エスカランテレーサーより全然速い)。
またHOKAばりの厚底シューズで、ALTRA的「ナチュラルランニングとは?」を考えさせられるんだけど、今回の下りではそのクッション性を遺憾なく発揮してくれるのではないか、と思ってチョイス。
またダメージと太ももの戦いにおいて、少しでも有利な展開に持っていくために、四頭筋をフォローしてくれるGONTEXをば。ロードにおいてテーピングバリバリはあんまり好きではないんだけど、「太もも戦略」には欠かせない一品であると判断。
更に、ダメージを最小限に抑えるためにも、レース直前にアミノ酸を摂取。ロードレースは展開が速く、スピードが速いので、粉系サプリメントが取りづらい。そこでレース前に摂取しておくと◯。ここはお気に入りの「俺は摂取す」を起き抜けに一本、レース前に一本摂取して臨みたいと思います。
ということで、全太ももを駆使してライバルに打ち勝つ!そして最低でも総合10位。最高で3位以内を狙ってがんばります!
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