【超長文レポート】~coast to coast~ 房総半島横断2018

※まじめなレース攻略レポートはこちらを御覧ください


6時間42分11秒 総合準優勝(第二位)


もう少し頑張れば優勝だったのに、なんてことは微塵も思わないくらい出来すぎた形で年内最後のレースを締めくくることが出来た。まさに「実力以上」を出しきれたレースだった。


勝利の要因は何か。


色々と振り返っているけれど、僕のメンタルの「弱さ」が実は功を奏したんではないか、と思う。

今回はこの視点、すなわち「いかにぼくのメンタルが弱いか。その弱さが役に立ったか。」というところからレースを振り返ってみたい。ちなみに前回のように面白く書けてないと思うので、その点はご容赦いただきたい。(お汁粉みたいなアクシデントがなかった)


レーススタートは安房小湊(あわこみなと)にある小学校から。近場のホテルに前泊し、3時半に起床。脱糞マネジメントには相変わらず手こずったものの、万端に近い準備ができた。

スタート10分前。スタート地点に到着し、数名の知り合い方と挨拶したり、写真を撮ったりして、リラックスした状態を保つ。気負いや緊張、不安はない。

僕の今回の作戦は「先行逃げ切り」。近々のロード練習ではかなりスピード面での強化ができており、先日のつくばマラソンでも調子が悪いながらもPBを更新することができた僕にとって、トレイルレース、特にミドルレンジのレースにおいて僕のスピードは間違いなくアドバンテージになるはず。スピードで勝つ。序盤で勝つ。これが今回の戦略だ。


最初のロード区間でトップ集団につけ、常にトップ争いを繰り広げる。そしてそれに競り勝つことで僕はきっと強くなれる。また、本レースはコースロストしやすいことでも有名なので、まとまった集団で走った方が安全だ、という判断からもこの作戦をとることは正しいように思えていた(なんせ地図読み込みにあまり時間が取れていなかった)。スピードで勝つ、序盤で勝つ。間違いない。


そんなこんなで、予定よりすこし遅れて、スタートの号砲がなる。すぐにトップスピードで飛び出し、二位、三位付近を走る。そう、なぜなら俺は今日スピードで勝つ、序盤で勝つんだ。

登り坂をキロ4'30くらい。これくらいなら無理せず出力できるスピードだ。臆すことなく、トップ集団内をひた走る。

少し先を道案内のトラックが先導する。少し排気ガスが気になるが、寒さでそれどころじゃない。吹き出す鼻水バリアで匂いをブロックする。


2キロも経過すると、この集団は十人くらいに絞られてきた。ランフィールドの西城さんや、前回準優勝の三浦さんらが先頭を引っ張る。西城さんは力強く、三浦さんは軽やかだ。


ここで予期しない誘惑に駆られる。

三歩先は先頭集団じゃなくて、先頭だ。トップグループじゃなくて、トップだ。男の子としてそこに一番があるのに、一番を取らなくていいのか。それに今日はスピードで勝つんだろう?序盤で勝つんだろう?


いきなり沸き起こったこの衝動に抗うことができず、スピードを速め、僕は先頭に飛び出してしまった。判断に時間は必要なかった。ノータイムトップ。


「現在一位は埼玉県出身の渡邊、力強い走り。いいペースで集団を引っ張ります。」


渋い声の脳内レポーターがそんな実況を中継する。


たぶんランニングを始めて、初となる先頭。


「これが将軍の見る景色です」(from 漫画「キングダム」)


なんて王騎将軍のことを思う暇もなく、とにかく最初に感じたのは「不安」

先頭って不安、なんですね。


前に走る人間は誰もおらず、自分のペースを後ろにいるすべての人達がフォローする。道を間違えることはできないから常に意識を前に集中しなければならないし、これはなかなか大変だ。こんな怖いことは続けられない。


いままで先頭を走ってくれた人たちに感謝しつつ、僕の「先頭体験」はものの3分くらいで終止符を打つことになる。勢い勇んで前に出たのに、「え、もうお前引っ込むの?」という周囲の目も気にせず、堂々と引っ込む。


良い経験だったが、無駄に体力と精神力を消費した。

スピードを緩めると同時に、ふと我に返り心拍を確認すると、170オーバーの数字を記録している。僕のAT値は163。このまま行くと潰れる。しかし作戦ではトップ集団についていくことが必須。


年内最後のレース。機械の表示する無機質な170という数値に負けていいのか。そんなメンタルでいいのか。今回はストロングスタイルだ。押して押して押しまくるんだ!スピードで勝つんだろ?序盤で勝つんだよ俺は!


、、、


、、、


、、、


、、、


、、、なんてのは、やーめた!無理。




もうなんかほんと苦しかったので、ノータイムペースダウン。キロあたり30秒ほどペースを下げ、先頭集団から脱落する。助けて。


うん、無理。メンタル強くても潰れたら意味ないもんね。効率悪いし。スピードで勝負とかね、ロングレースでやるべきじゃないよね。後半が勝負だよやっぱ。

当初の計画、新年を簡単に折り曲げ、スローペース。


過ぎ去るトップ集団に陰ながらエールを送りつつ、先頭集団の力強い走りを見て、本レースにおいて自分の入賞が遠のいたことを実感する。うんうん、無理無理。


その後もズルズルと順位を下げ、20位くらいで最初のトレイル区間に突入する。

この辺りで、走りながら今回のレースの言い訳と方針を早々に検討することになる。メンタルの弱さが際立つ瞬間だ。


意外と体調が悪くて・・・

脱糞マネジメントがうまく行かず・・・

初めて使用したホットジェルが体に合わなかったみたいで・・・

今週レースなのにすでに100km以上走っちゃったんですよ・・・

朝ごはん食べ過ぎちゃって・・・


などなど、失敗レースの言い訳(まだ10kmくらいしか走っていないのに!))をいくつも上げつつ、入賞狙わないんだったらそもそもこんなペースで行く必要ある?むしろたくさん写真とって楽しさアピールする方針で行ったほうがハッピートレイルランナー としてはいいんじゃね?などなど、いろんなことが頭を駆け巡る。

当然、ペースはさらにダウンする。(後々を考えるとこれが良かった)


この区間でまた数人に抜かれ、かなり悪い状態で第二エイドに到着する。

非常にまずい状態。MotionはEmotionだ。メンタルを変えるにはフィジカルを変える必要がある。少し寒いが、来ていたシェルを脱ぎ、バフを外した。トイレで用を足し、無理くり思考を切り替えようと努めた。


まだイケる・・・はず。

気持ちを切り替え、エイドを出ようとザックを持ち上げた瞬間、それは到来した。




・・・小松(敬称略)だ。

※上記はイメージ図。


諸事情があり、最近めっきり走れていないライバル小松(敬称略)がエイドに追いついてきたのだ。

正直に言おう、ショックだった。


流石にどんなに調子が悪くても、調整不足の小松(敬称略)に追いつかれるはずがない。彼が調整どころか全く走れていないのは知っていた。彼の実力は認めているが、そんなバッドコンディションで追いつかれるはずがない。脳みそは軽いパニックである。

メンタルが弱いパニック状態の僕が小松(敬称略)に最初に投げかけた言葉は、


「今日全然だめ」


の一言。ベンチャー企業に13年務めた人間とは思えないネガティブさ。エイドの女の子に失笑される。二言目には、


「一緒に行きましょうか」


今思えば、この僕からの問いかけに小松(敬称略)が、


「トイレ寄るので先に行ってて」と言ってくれなければ、

僕の準優勝はなかったと思う。たぶん、このセリフは彼なりの愛だったんだ。


その一言でぼくはエイドを抜け出し、真っ暗闇のトンネルに突っ込んだ。

真っ暗闇の中で考える。

小松(敬称略)と仮に並走したとして、メンタルの勝負をしたらやつのが上だ。

並ばれて勝てる自信はない。


「僕はメンタルは強いですからねぇ、うひょひょー」


といつも言っている。並ばれたら負けだ。

そう思い、ここからの10kmくらいのロード区間、逃げるようにしてペースを上げる。これも並ばれたら負ける、という僕のメンタルの弱さによるチャージだが、これが功を奏した。


キロ4'20くらいで推移していたと思うが、このペースで走っていると、序盤トップ集団にいたメンバーも徐々に落ち始めており、一人ひとり拾っていく。途中、順位を言い上げてくれる方がいてその方曰く僕は今「19位」だ。

少し持ち直してきている。


第三エイド手前までにさらに女子一位を含む複数人を交わし、なんとエイド到着時には「9位」にまで上昇した。


ここで僕のメンタルの弱さは「調子に乗る」。え、これいけんじゃね?と。

そう、メンタルが強い人は環境に左右されないものだ。常に平常心。自分に哲学があるから動じない。逆にメンタルが弱いと、環境に対処法的になり、刹那的な判断を下すようになる

僕は後者だ。


さっきまで小松(敬称略)に負けると思って逃げるようにして駆けていた僕はいつの間にか、前を行く選手を交わしていく狩人に変身していたのである。メンタルが弱いと、状況によってころころ精神的コンディションが変わるのだ。

しかし、ネガティブな僕は慎重だ。まだ35キロ地点。半分である。ここで調子に乗ってスピードを出せば潰れるに決まっている。


慎重に事を進める必要がある。

エイドステーションで、15km後の自分が勝負していることを想定し、MAGMAを摂取して胃腸の回復を図る。アミノ酸もきっちり摂取して、後半に備えた。塩分もしっかり取る。焦って補給をミスして後半ダレたレースは死ぬほど経験してきた。この余裕が大事。

スピードを引き上げたい自分を抑えて、じっくりじっくりと前を追い上げる。


一人追いつく。後ろで1キロくらい並走する。タイミングを見て抜く。20分くらい一人で走る。すると、また一人追いつく、並走する・・・これを繰り返しながら第4エイドに到着すると、僕はもう6位だった。

すでに距離は50km付近。ふとエイドのスタッフにこんなことを聞いた。何故かはいまだに不明だか、ふと口について出たのである。


「西城さんは何分先ですか?」


解答は「20分先」だった。


西城さんは本レース優勝候補の一人(レース前のdogsorcaravanにもお名前が一番に出ている)。トレイルランニング歴の長い人からすると、いぶし銀的な存在感を放つ存在であると認識している(違ってたらごめんなさい)。また、僕がランニングを始めたとき、初めて参加したのが、西城さんが主催するランフィールドの30km走だったので、僕の中でもレジェンド。



さて、そんな彼との差は20分だ。


キロ6分で進んでいても、3キロ以上先にいる。残りは20キロ弱。1キロあたり1分は縮めないと追いつけない。当然、無理だ。

しかし、15km前の「準備」が効いているのか、コンディションはすこぶる良い。エイドから見える5位と4位の選手は遠目からも疲労が見えており、追いつくのにそう時間はかからなかった。


5位の選手に追いつく。特に会話はない。

4位の選手に追いつく。ビブラムで走ってる!すごい。少しだけ会話し、置き去りにする。


暫定4位。僕が潰れなければ、後ろの二人のコンディション的にも追いつかれる心配はない。

ここでまた僕の弱いメンタルはこう判断する。


「無理に西城さんを追う必要はない。4位、万々歳じゃないか。このままのペースを維持すれば確実に入賞が獲れる。絶対に無理をするな」


結果、僕は無理をしなかった。今の自分の呼吸が乱れない範囲で、気持ちよく走った。

この区間は本当に楽しかった。トレイル後半、身体的余裕があると、山と一体化したような感覚になり、それがなんとも幸せなんだ。こんな感覚が好きだから、僕はレースに出るんだと思う。


そんなこんなでふにゃふにゃ進んでいると、視界に赤いウェアの3位の選手が見えてきた。序盤、軽快なステップで上りを攻めていた若い選手だ。

どうにも足にダメージがあるのか、下りがちゃんと下れていない。

特に競ることもなく、一言二言だけ言葉をかわして、3位の選手をパスする。


三位。おい、三位だ。


確か55kmくらいだったと思うが、軽く混乱した。そう、3位は表彰台なんだ。入賞よりちょっと格が上なんである。

しかも今まで抜いてきた選手は皆足が終わっており、僕の今の調子を考えるとあと10kmちょいの間で追いつかれることは考えにくい。


渡邊の脳内は勝利を確信し始めた。たぶん脳内からいろんなホルモンが分泌されてたと思う。

この最終盤に差し掛かり、僕の脳みそは本レース初めてポジティブに転換する。


これ、西城さんまでイケるんとちゃうか?(関西弁)


ペースを上げる。道を誘導するスタッフが、「2位と5分差!」とか余計なことを言ってくれる。

仮に二位の選手が疲弊していれば、5分くらいの差はわけない差だ。こっちはまだキロ5分を切るペースで走る余力がある。

僕は飛ばした。2年前に出場したときは夕方に差し掛かった鋸山エリアに、真っ昼間に差し掛かった。(鋸山序盤の風景はこんな感じ↓)

特徴的な切り出しの風景は2年前と同じだが、日の入り方でこんなにも見え方が違うのか。

少し立ち止まり風景を眺めていると、300mほど先に2位の選手を捉えた。

走り方の特徴から言って・・・あれは西城さんでは?


ランニングフォームマニアの僕は、強い選手のフォームはだいたい脳内に入っている。あれは間違いない、西城さんだ。

僕の狩人モードはマックスまで引き上げられた。2年前はゆっくり写真を取りながら過ごしたこのエリアを、今年は爆飛ばしした。


どんどん2位の選手の姿が近づくに連れ、西城さんであることを確信する。キタコレ。

そして最終エイドで補給している西城さんに追いつき、僕はそのエイドに寄ることなく無補給でエイドを立ち去った。イメージはUTMF出場時のフランソワデンヌだ(わかる人にはわかる)

ここから西城さんとのデットヒートが始まる。


精神的にはこの距離を後ろから詰めてきた僕に分があるはず。であれば、一気に差をつけに行くしかない。メンタルが弱い僕が、相手のメンタルを折りにかかる。定石。


心拍は170を越え始めているが、ここで勝負しなければどこで勝負する!埼玉県民の意地を見せるときだ!入間市をなめるなよ!所沢は強いんだ!


しかし「ザッ、ザッ、ザッ」と一定のリズムで西城さんはついてくる。根性の勝負が続く。強い。

これはやばい。この人はあれだ。メンタル強いやつだ。普通20分の差を追いつかれて競り合うなんてできるぅ?


次の瞬間、埼玉県民に意地がないことに気づく。入間市は弱いし、所沢に根性はなかった。すぐ追いつかれ、追い抜かれる。


西城さんはすごい。この最終盤でもつま先で走るのだ。強い。なんて脚してやがるんだ。歴戦の玄人の維持を見せつけられる。

そんな強靭な走りに見とれつつ、僕は無理せず歩く。そんなに屈強な戦士と戦えるほど、メンタル強くない。


この調子で西城さんは林道のピークまでを走りきり、僕は歩き切った。100mくらい差がついた。

終わった。負けた。


僕の中でもちょっとくやしかったけど、2位争いできたし、着地3位でもいいか、と思い始めていた。無理せず、これ以上順位を落とさないようにジェルや塩分を補給し、最後まで安定感のある走りをしよう。


そう思い、心拍を落ち着け、自分のペースで鋸山を登る。コース的にはこいつがラスボス。なんだが、その時の僕にはそれほど苦ではなかった。けっこう登れる。パワーウォークでぐんぐん登る。

登りながら今回のレースを少し振り返る。三位か、ほんとよく頑張ったな。そんな感じでゆるりとやっていた。


すると、尾根道でまた西城さんに背中を視界にとらえる。かなりきつそうだ。すぐに追いつき、後ろを張り付いて走る。冷静に見て、僕のほうが足取りが軽い。ここまでくると、流石に欲は出てこず、ただひたすらに後ろを走る。


数百メートル一緒に走り、そして会話なく西城さんをかわした。


鋸山山頂付近はアップダウンが多々あったのだが、上りのたびに西城さんとの差が広がる。また登りだ。登る。差が広がる。

レースの最後の最後なのに僕は「登りもっとこい、もっとこい」と思いながら走り続けた。


すこし開けたところで後ろを振り返る。視界に西城さんはいない。少なくても200m-300m以上は差が離れた。


そしてラストの下り。下りにくい階段状の下りで、ここでは追いつかれないだろうと思い無理せず下る。そして鋸山を下りきり、住宅街へ。


ここに来て、一気に「総合2位」のリアリティが増してきた。緊張感が高まり、何度も後ろを振り返った。あと2kmもないはずなのだが、これが途方もなく長く感じた。ビビリだから、当然飛ばした。これがラストスパートになった。


ゴールが見えたときは、「マジカヨ!」と三村バリに自分に突っ込んだ。マジだ。二年前11時間17分かかり、289位だったこのレースで、6時間42分総合2位でゴール。西城さんとは7分半の差をつけてのゴールだった。


ゴール手前、2年前の記憶から二位を確信してから、多くの方と「ただいま!」とハイタッチし、最後の最後まで走り抜けることができた。

僕がゴールしたまもなく、西城さんもゴール。お互いのレースを振り返り、称え合う。


そして、表彰式。「準優勝、渡邊大介選手です」


そうか、二位は準優勝なのか。四位と三位の間にも壁があるけど、三位と二位の間にも壁があったんだな。


頑張ってよかった。なんだか照れ臭いが、表彰台に登る。そこでまた気づいたんだけど、表彰台での立ち振る舞いとか、全く考えてなかった。ガッツポーズとかした方がいいのか?このあとコメントとかあるのか?などなど、考えながらとにかくお祝い頂いた。


とにかく、後半から楽しいレースで、ゴール後もハイな状態が続いた。

今回の準優勝は正直運が良かった。今回と前回ではコースが違うので単純比較はできないけれど、今回の僕のタイムだと去年ならギリギリ入賞というところだし、明らかな強豪選手が当日DNSだったりもした。


とはいえ、明らかに自信になったし、そういうレース展開ができた。

これからの年末年始、一月末までは自分のスピードスペックを引き上げ、二月三月はとにかくトレイルで長時間耐性を磨き上げる。


次のトレイルは同じ距離だが獲得標高が倍の奥三河パワートレイル。そしてその3週間後にUTMFがある。


うーん、今から楽しみで仕方がない。


【装備】

つくばマラソン同様、全く装備に不備はなかった。完璧に近かったと思う。

・シューズ:Altra LONE PEAK4 RSM(めちゃおすすめ)

・パンツ:MMA ✕ rvddw Denim Run Pants REG

・Tシャツ:MMA 2tone Panel Tee

・シェル:MMA Packable Run Wind Shell

・ソックス:REGUARD CG SUPPORT-SOCKS (これけっこうおすすめです)

・CAP:StartLine Box Logo Cap

・ザック:MMA DUSTY

【補給食】

補給も完璧に近かった。いつもとあまり変わらない布陣だが、塩分補給がかなり効果的だったと思う。エルグソルト、めちゃおすすめします。

ジェルボトル✕2(メイタンクリアカフェイン+マグオンアップル2本)


【コース】

房総半島を右から左に、房総丘陵を横断するコース。コースの半分くらいがロード、半分くらいが林道。10%くらいトレイルがある変化に富むコース。

いくつかポイントを記載しておくと、

・スタート直後はかなり飛ばせてしまうので、抑える勇気が大事(どの口が言うんじゃい!という感じですが)。トップ選手もほとんどが後半ダレていたので、後半に勝負をかけると勝ちやすい。
・エイドにトイレが少ないため、計画的にトイレは済ませておく必要がある。公衆トイレを見かけたら寄っておいたほうがいいかも。
・スタートは朝6時の海岸なので、かなり寒い。10時位まではずっと寒いので、軽量化とか言わず、きちんと防寒対策を。

・最後の鋸山はアップダウンが激しく、消耗している状態だと相当時間がかかってしまう。切り出しのところで十分な補給をしておくこと。

こんなところでしょうか。また前半のトレイル区間など、コースロストしやすいので、常に意識をしておくと良いと思います!

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