UTMF2019参戦記ー装備編

装備についてはあまり言えることがない。正直準備不足で言えることがないんだが、少しだけ。

テラカイガー5 VS ティンプトレイル1.5

エイドの滞在時間を短くするのは重要だけど、一方で、「シューズのは着替え」は有効だと思う。同じシューズで走っていると、同じところにずっとテンションがかかり、それは足裏だけではなく、足全体に影響を及ぼす。

だから、コース中盤くらいで、一度履き替えるくらいの余裕があると良い。それに合わせて、靴下も履き替え、ワセリンも塗り直す。このくらいしておくと、怪我なくレースを展開できると思う。

その前提で、今回はテラカイガー5とティンプトレイル1.5でレースに臨んだ。前半にテラカイガー5

後半にティンプトレイルを採用。前半は走れるので、ランに強いテラカイガーを、後半は足のストレスを開放してくれるアルトラ、中でもサポート力の高いティンプトレイルを、という考え方で。

基本的にこの戦略はピタリ、だったと思う。テラカイガー5はよく言えばホールド感、悪くいうと、少し窮屈な印象があり、それが良い意味でスピードをもたらすんだけど、160kmを履き続けると考えると、僕には少しストレスだった。

そのストレスを感じはじめている中間地点でティンプトレイルに履き替えられたのは本当によかった。一気にストレスから開放され、元気になった。


アルトラのロングレースの本命は、ローンピークではなく、ティンプトレイルだと最近思ってきている。

ロングレースの本命ライトは「LEDLENSER」で決まりなんじゃないだろうか

はじめての100マイルだった信越五岳では、Petzlの「Nao+」をメインで活用した。というのも、友人であり先輩でもある「世界の小松」から「Nao+を使うとやばいですよ、スマホとガラケーくらいの違いがありますよ」と言われたからなんだけど、死ぬほど後悔した。

充電の持ち時間が糞すぎる。僕の使い方が悪いのかな?信越では何度も電池交換を余儀なくされ、サポートメンバーにもエイドのたびに充電してもらってなんとか乗り切った。


2万円ほどの買い物だったが、成功者は損切りがうまいもの。せっかく購入したNao+は信越の一回使用でメルカリ行き、代わりにLEDLENSERの「NEO10R」と、NEO10Rとバッテリーを共有(同じ電池で対応できる)できるハンドライト「MT-10」を採用した。そもそもNao+はバッテリーでかいし、共有できないからコスト(重さ)になるからレース向きでない。

正直この組み合わせは最強なんではないかと思う(同社製品の他の組み合わせを探って、コストダウンするのも手だが、勝負レースにはハイスペックで臨みたい)。僕は27時間でゴールしたので、二日目の夜に突入はしなかったけど、フル照射モードで双方とも一晩中電池は持った(スペアに交換することなく)。

また今回のように霧が濃い時はヘッドライトは無力。ヘッドライト+ハンドライト、とバリエーションをもたせておくことは肝要だと思う。僕もハンドライトをメインに使い、両手を使いたいときだけヘッドライトを使用するスタイルで途中から定着した。




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