「キズパワーパッド」という世紀のイノベーションを、トレイルランナーはまだ知らない。

※おじさんの足の裏の画像が頻発しますので、覚悟のある方、またお食事中出ない方のみ読み進めてください。

いや、知っているのかもしれない。僕が知らなかっただけなのか。

僕のSNS周辺を見ていただいている方はご存知かと思いますが、先日の「はなももマラソン」において、足裏に大きなダメージを追いました。

それはもう走っている時から、そして走り終わってからも、地獄のような痛みでした。

皮がなくなり、肉で走ったり歩いたりするわけで、そりゃあアドレナリンが多少出ていようが出ていまいが関係ない。どストレートに痛いわけです。

レースが終わって一日ほど経つと、なんならレース当日よりも痛い。皮が剥けた面積がおよそ足裏の三分の一から半分ほどだったため、乾いてきたら乾いてきたで、それはそれで「突っ張って」しまって痛いのである。

2日目の火曜日は歩くことがままならず、思わず「松葉杖」をアマゾンで注文したほどだ。

そんな僕を見かねた周囲のとある方から、「キズパワーパッド貼ってみたら?全然治りが違うよ?」とアドバイスされた。


サイバーエージェントの最も重要な採用基準は「素直でいいやつ」という性格的特質である。しかしながらこういう意見に対して「いやいやお前より俺の方が遥かに人体について詳しいし、だいたい大手メーカーが作ってるプロダクトなんてリスクを犯せない八方美人プロダクトだろう?俺はそんな一般的なマスプロダクトじゃなくて、玄人好みな秘伝のタレ的な物が欲しいのだ!そんなの意味あるかい!」てな感じで受け入れないほど、「素直じゃなくて性格が悪いやつ」な私なのである。


とはいえ、僕は弱っていた。足の裏の痛さ。レースの数十分後ならまだゴールが見えていたから我慢できたが、いつ治るともわからないこの痛みは僕を弱体化させた。ゴールの見えない苦痛に人間は弱くできている。

フィジカルな弱体化はメンタルにまで影響を及ぼす。藁にすがったことはないが、藁にもすがりたいくらい追い込まれていた僕は、この進言をすんなり受け入れた。


火曜日の夜、購入したキズパワーパッドを足の裏に張る。ジャンボサイズ、を購入したのだが、ジャストサイズにもほどがあった。あまりにもジャストサイズだったから、剥がすのが大変そう、、、と未来に憂鬱にもなったが、どこかの社長が「憂鬱じゃなければ治療じゃない」と言っていたことを思い出し、思い切ってべったりと貼った。

プラシーボ効果を狙って、キズパワーパッドがなぜ効果的なのか、説明をよく読む。キャッチコピーは「はるだけで自然治癒力を高める」。ほんまかい?

曰く、

「キズは消毒して、乾かして、かさぶたを作って治すという考え方(=ドライヒーリング)」に対して、近年、自然治癒力に着目した、「キズをしっかり覆い、潤い(体液)を保ってきれいに治す」モイストヒーリングというキズケアが広まってきています。

※キズのタイプ別に正しいケアの方法があります。詳しくは「注意事項」をご覧ください。

これは「キズ口を清潔にし、そこから出る体液(滲出液)を保つことで痛みが少なく、キズは早くきれいに治る」という考え方(=モイストヒーリング)です。実は、体液(滲出液)にはキズを早くきれいに治す力が秘められています。この体液(滲出液)の力を最大限に活かすためにキズ口を乾かさない(かさぶたをつくらない)ことがとても大切なのです。


期待が高まる。


貼った瞬間、何か足の裏に「安心感」のようなものが生まれたのだが、すでに眠気が襲ってきていたので、そのまま墜落するように夢の世界へ向かった。


翌日の朝である。

最初、足の裏を怪我していることを忘れて立ち上がってしまった。「あ!」と思って痛みを覚悟するのだが、昨日までのあの痛みがない。


あれ?

クララのようにおそるおそる一歩を踏み出すと、なんと、昨日の激痛が二十分の一ほどに減少しているではないか。全く痛くないと言えば嘘だが、地面に足をつくことは容易だし、なんなら軽く走ることができた。昨日までは痛すぎて松葉杖を買おうとしていたのに。


よく駅伝選手がこのような足裏になり1ヶ月ほど戦線離脱を余儀なくされる、みたいな話はよく聞いていたから、正直走れるようになるのは当分先だと思っていた。

この分だと、UTMFは絶望的だなー。完走目標に切り替えるかー。それくらいに実は凹んでいたのだ。

しかしキズパワーパッドのおかげで、水曜日(上の画像)には歩くことができ、木曜日には走っていた(下の画像、かなり回復し、薄い皮が再生してきている)。

土曜日には45kmのトレイルもこなし(下の画像くらいまで回復)、月曜日にはハードなスピード練も難なくクリアすることができた。

人間、皮膚は大切である。むき出しの肉に着地の衝撃。痛いに決まっている。しかし、キズパワーパッドを貼ると痛くなくなる。これは本当に痛くなくなる。


つまり、

キズパワーパッドは、僕にとって「皮膚そのもの」


だったのだ。着脱可能で、修復を早めてくれる、スーパーなセカンドスキン。


キズパワーパッドを作ってくれた、ジョンソンアンドジョンソン様。明らかにキズパワーパッドは21世紀を代表するイノベーションだと思います。こんなに「これ系」のプロダクトで感動したことはありません。


イノベーションはIT系の専売特許のように語られますが、明らかにその多くを超えてきています。神への冒涜レベルと、心の底から感じました。


ランナー、トレイルランナーの皆様。僕のような大規模なものは少ないと思いますが、多かれ少なかれ、足裏のマメが潰れることはあると思います。その時のために、ぜひ本製品を。足を引きづり、体のバランスを崩すことなく、その日から歩くことができ、治りも早めることができると思います。


ロングトレイルをやられる方は、ぜひエマージェンシーキットの中に。レース中、マメが炸裂するだけで実力は半減しちゃいますが、本製品があればもう一踏ん張りいけます。

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