【レースレビュー】第67回勝田全国マラソン

はじめての勝田は、自己記録更新もあり、非常に良い印象で幕を閉じました。(ふざけた超長文レポートはこちら

ランネットの評価軸に沿って採点すると、こんな感じですね。

コースはアップダウンあり、エイドの分かりづらさもあり、少し難儀なところもありましたが、外部環境・会場環境が非常に良い大会でした。順を追って振り返ります。


1. 勝田全国マラソンコース概要

断面図を見てもらうと分かる通り、①13km付近から始まる大きな凹凸、そして②30kmの小刻みなアップダウンなど、ランナーの脚を容赦なく痛めつけてくるハード目のコースです。

またひたちなか、東海村の土地柄か、風が非常に強い「勝田の風になれ」とキャッチコピーにもある通り、この強風はある種名物化すらしています。

この辺りを見越して、補給戦略、ウェアリングを工夫しました。


2. 勝田全国マラソンの補給戦略

今回事前の戦略でも書いている通り、後半上げていく「ネガティブスプリット」を採用しました。後半のアップダウンがレース成功の鍵であると言っても過言でもないため、以下にこの後半戦に体力を温存して臨めるか。

ダメージ軽減(ないし回復)脳の疲労除去の観点からサプリメントを選択。また基本哲学としては、レース後の回復まで見越して、足りないよりは多少過剰な方が良い、と思っている点を先に伝えさせて頂きます。


●レース前

1.カツサプ(錠剤)

ダメージ軽減の観点から、アミノ酸は事前にきちんと摂取しておきたいと思い、後半の粘りに定評のある「カツサプ」をチョイス

フルマラソンのような長時間の有酸素運動は、筋肉に大きなダメージを与えます。そうすると血中CK(クレアチンキナーゼ)という値が高くなるそうなのですが、本商品に含有されているカツオペプチドはCK値の上昇を抑える効果が期待できるとのこと。これは良い。

今まで粉末だったので、レース直前に飲みづらかったのですが、最近錠剤タイプが登場し、荷物を預けた後にも飲みやすくなったのも◎

こちらを二袋摂取。レース中盤から疲労からくる違和感を足に感じていたのだけれど、最後まで粘り切ることができました。トレイルランナーには比較的カツサプは知られている気がするけど、ロードランナーもレース前の勝負サプリとしてオススメ。

2.モルテン320

いまや言うまでもないマラソン必須アイテム感の出ている「モルテン」ですが、渡邊はレース前夜とレースの朝(スタート1時間前くらい)に摂取。正直事前に飲むなら320がおすすめですが、レース開始時のパフォーマンスに明らかに差があるように感じます。15〜20kmくらいまではノージェルで行けるくらい、ローディングできるイメージです。

3. ハイカーボ

青学の選手がレース前、レース後にマストで摂取しているゼリーです。めちゃくちゃ好カロリー、高糖質のゼリーで、僕はレース前のカーボローディングに摂取。これとモルテンでけっこう僕はお腹いっぱいになってしまいます。

固形物を入れたほうがいいとか、お餅をたくさん摂取したほうがいいとかいろいろと意見はあると思うのですが、脱糞マネジメント的にも、体重マネジメント的にも、胃腸マネジメント的にも、前日ご飯をしっかり食べているなら、朝はこれくらいで糖質とカロリー優先で摂取するくらいがカラダも軽くて良いのではないか、というのが僕の結論です(今の所)。

●レース中補給について

朝食時に計算上1200kcal(前日夕食からだと合計2800kcal)は摂取していたので、前半は控えめにし、アミノ酸や電解質の摂取を中心に展開。

後半は糖質の補給というよりは、脳の疲れの除去と切り替えスイッチにジェルを活用しています。僕的にはこれが結構ハマってます。

ポイントは、少し多めの補給をしているという点。胃腸は強めなので、摂取しすぎて胃が荒れるということはなく、多少であれば過剰に摂取して悪いことは起こりにくい。むしろ摂取しないことによるハンガーノック、脳の疲労が怖いため、多め+こまめ、がポイント。多め+こまめを実現するためにジェルボトルを利用し、収納しやすいMMAのウェアを採用しています(補給が多いと恥ずかしいみたいな雰囲気がありますが、目標達成しないほうが恥ずかしいので、僕は割とこの戦略を取り初めて結果が出始めている)。


1. ジェルボトル

ジェルボトルはショッツのジェルボトルが漏れづらく愛用しています。フルマラソン時はキャップを外し、飲みやすくしておくのも一工夫。

中身には、クリアプロ サイクルチャージ カフェイン200を一袋、マグオンアップルを2袋入れて、水で若干飲みやすく薄めています。クリアプロ サイクルチャージ カフェイン200カフェイン含有量200mgで、サイクリストの中では割とメジャーなサプリメント。

カフェインは脳の疲労感をぶっ飛ばしてくれるので、レース後半は麻薬レベルの効果を発揮してくれます。あんまりランナーには知られていない隠れた一品なのがもったいない。そんなおすすめなサプリメントジェルなんですが、いかんせん「まずい」。そこを世界一うまいジェルこと「マグオンアップル」で中和して、ラン中も「速く飲みたい」と思わせる演出がとても大事(億劫になるので)。

ジェルボトルは、袋を開けて飲む、という手間がいらないため、「飲むまでのハードル」をとても下げられます。冬場のフルマラソンはだいたい手がかじかんでいるので、ジェルの袋を開けるのもけっこうストレスが掛かる→結果補給の「多め+こまめ」が実現できず撃沈するので、ジェルボトルはマストアイテムだと思います。ゴミも出ないしね。

とにかく後半はネガティブになりやすい(マインド的に)、ポジティブ要因になるカフェインを多用して、メンタルマネジメントしています。

2. エルグソルト

また最近積極的に取るようにしているのが塩分です。信越五岳100マイルに出走した際に、予定より足が速く終わってしまった。レース中になんでだろう、なんでだろう・・・と思っていたところに、サポートチームで入っていた高野くんに「大介さん、塩分取ってます?」と言われたんですね。

マグオンにマグネシウム入ってるからいいや、と思って、実は塩分をあまり摂取していなかった自分がおり、まさに図星。それが50kmくらいから影響したのではないか。それからレース中も積極的に塩分を取るようにしていて、これが結構当たっています。

ただフルマラソンのようにストップができないレース展開で塩を取るのは難しい。塩熱サプリみたいな噛むタイプのものも、もう少しライトにしたい。ということでおすすめが、エルグソルトです。

塩を思いっきり小さく固めたサプリメントですが、これならレース中も補給できます。めちゃくちゃしょっぱいのですが、それが良い気分転換にもなる。おすすめです。


3. アミノバイタル「アミノショットR」

塩分と合わせてレース中に補給したいのは、アミノ酸です。ただアミノ酸は粉末や錠剤、ドリンクタイプのものが多く、ジェルタイプのものはほとんどありません。したがって、レース中に摂取しにくい成分でもあったりします。

しかし最近アミノバイタルから登場した「アミノショットR」はそんな疑問を解消してくれるジェル型アミノ酸。

後半に効かせるために、今回は割と序盤に摂取するようにしました。


3. 勝田全国マラソンの会場・コースの特徴

●会場

まず会場はとても良かったです。着替えるスペースなども確保できる余裕があったし、荷物預かりなどは非常にスムーズでした。さすが回数を重ねているマラソン大会ですね。預けるのに100円かかりますが、預けるまでに1分と並びませんでした。


また②で書いたとおり、穴場トイレがありまして。ぼくはこちらで悠々と「大」を済ませることができました。前に一人しか並んでおらず、これは穴場を発見したな、と喜んだものでした。他のトイレも、普通のマラソン大会よりも数が多く、並びも激しくなかったと思います。◎評価。


●コース

スタート地点は「B」でしたが、Aの人数が少なく、道幅も広かったため、ストレスは極小。Bスタートでネットとグロスの差分は20秒ほどでした(つくばは1分40秒ほど)。非常に良い。

アップダウンと風はきついのは上に述べたとおりなのですが、もう一つ困ったのは「エイドがどこにあるか分かりづらい」という点。

コース時をちゃんと確認しておけよ、という話なのですが、それにしても遠目には視認しにくい。エイド・給水の大きな看板はなく、「気づいたらエイド」ということも多々ありました。

さらに大変ありがたいことに「私設エイド」がかなり大ぴらにありまして、ほぼ公認化されているため、事前に場所をチェックできないというのも本レースの特徴。これは地味に困りました。

コースは13km〜15kmの起伏がやばいぞ、33kmからのアップダウンが足とメンタルに響くぞ、ということだけ覚えておいて、あとの脳みその容量はエイドの距離を把握しておくことに振り分けたほうが良いかもしれません。


4. 勝田全国マラソンまでのアクセスと宿泊

今回僕は前乗り・前泊を選択しました。これは非常に良かったと思います。やはり1万人を越えるフルマラソン大会は前日入りしたほうがストレスがない(当日はストレスが多すぎる)。

●アクセス

僕は今回東京駅や品川駅から出ている特急ひたち・ときわを活用しました。新幹線並みに快適なので、ぜひ贅沢をして指定席をお取りください。4000円でお釣りが来る程度のコストです。ベストタイムのためなら惜しくないでしょう。

またレース後の特急列車は軒並み満席でした。ゆったりと帰ってきたい場合は、前日にレース後のチケットも買っておくと良いでしょう。


●宿泊

勝田は同じ茨城県のつくばマラソンやはなももと比べて、駅近くに会場があるため、ホテルも充実しています=取りやすい。特に困難なく予約ができました。しかも5〜6000円という価格設定で良心的。前泊がおすすめです。




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